昨日、うちのマダムと、その娘ちゃんカップルの4人で、
JAZZライブに行って来ました!
場所は、アヌシーから北西へ車で30分ほど走った所にある小さな村、
Clermontにある16世紀のお城、
Chateau de Clermont。
Chateau de Clermontでは今年、6月17日から8月27日まで2ヶ月間に渡って『
Itineraire BiS』という、音楽、演劇、サーカス、映画といった様々な催しを提供しています。
しかも
全て、お城の中庭で開催されるんです!日没の少し前からイベントは開始され、終わるころにはもう日付も変わった頃、、といういかにもフランスならではのイベント!
実は、ブログに書くのをすっかり忘れていたんですが、去る7月15日にもこのプログラム中の一つ『
Encore plus de gens d'ici』という演劇も見てきました。
ステイ先の娘ちゃんが駆け出しのダンサーなんですが、その演劇に出たのでマダムに誘われて見に行ってきました。
その話は後々するとして、まずは昨日のJAZZライブの話!!
最近JAZZにどっぷりはまっている私。
娘ちゃんの演劇を見に行った時にプログラムをもらったんだけど、その時にバッチリJAZZライブがあるのをチェック!
このライブは3日間構成で、「
FESTIVAL DE JAZZ DU CHATEAU DE CLERMONT EN GENEVOIS 」というプログラム。アヌシーのJAZZクラブ主催だそう。
アヌシーにはJAZZ Clubがあるんですねぇ。
でもChateau de Clermontはものすごい田舎にあって、友達同士でも車がなければ絶対に来られないような辺鄙な場所・・・
マダムにお願いしてみようかな~って思ってるうちに月日は流れて、気づけばライブ直前。
そんな時、なんとマダムが一緒に見に行かない??って誘ってくれたんです☆念ずれば花開く!!
というのも、娘ちゃんの彼氏がトロンボーン奏者で、プロとして活動しているのもあったり、マダムがこのライブの主役、コントラバス奏者のMonsieur
Jacques VIDALの写真を
プログラムで見て一目惚れしたり、、と他にも色んな縁が重なって、今回皆で行く事になったんです♪
道中、事故があったらしく道路は大渋滞。。
30分遅れで会場のChateau de Clermontに着いたけど、機材トラブルがあったらしくまだライブは始まっていない!これまたラッキー^^
結局45分押しくらいで1部が開始。
1部は「
Jeremy Tordjiman Project」という、平均年齢26、7歳の5人構成(トランペット・ギター・ベース・エレクトーン・ドラム)の若いグループ。
まだJAZZの歴史や細かいジャンルには疎いので、単にあぁ~これは現代的なJAZZの型だなと受け止めたんだけど、かなりノリが良くて楽しかった!
何より皆笑顔満載!素敵でした。。でもやっぱり、エレクトーンよりは生ピアノがいいな。
30分の休憩を挟んで(もちろんここでビールを一杯)、2部はいよいよナイスガイJacques Vidal率いる
Mingus Spirit(Jacques Vidal Septet 7人構成)!
1部とはまるっきり違って、メンバーは皆おじさま達。表情は変わらず皆あまり観客席も見ず黙々と演奏。そして
演奏中、自分がプレイしない時は自由に舞台裏にさがったり出てきたり・・・
自由すぎるライブにちょっと最初はビックリ。
でも、ライブは圧巻。これがプロというものなんだ、て感じで、正直感動しすぎて硬直して動けなかった;
1曲1曲にそれぞれのパートの見せ場があって、それはそれですごかったんだけど、何より
全ての楽器の音が完璧に1つになる時の爽快感!!
音楽って、こうやって生で聴くとますますその魅力にはまっていくのを改めて実感したなぁ。。。
そしてやっぱりJAZZは素晴らしい!JAZZを生み出したニューオーリンズに感謝!
Chateau de ClermontのJAZZライブは8月27日まで、お近くにお住まいの方はぜひぜひ足を伸ばして下さい^^
Jaques Vidal :
http://www.jacquesvidal.com/Le Jazz Club d'Annecy :
http://jazzclubdannecy.site.voila.fr/ライブ終了後、何と一部のお客さんを交えて、ライブの出演者も一緒にちょっとしたパーティーがありました☆
こういう所に、フランス人の粋な計らいをいつも感じます。
余談ですが、哲学者の
ジョン・ポール・サルトルがJAZZについて語ったこういう一節があるそう。
"
Le jazz, c'est comme les bananes, ca se consomme sur place..."
(ジャズとはバナナと同じで、皮を剥いたその場で食べなければならない...)
サルトルに一票!